奈良の観光は古都奈良のお寺や鹿なんかが有名なイメージだけど、その他に知られていない秘境だったり珍しい土地がたくさんある。その中でも個性的で面白いなと思ったのは日本一の金魚の名産地である大和郡山市。
大和郡山市はGoogleマップで確認できるぐらい大きな金魚の養魚池がたくさんある。これのほとんどに金魚が大量にいるとかもはや意味がわからないレベル。
実際に見てもこれに金魚がいるなんて考えられないが…
いる!!!めちゃくちゃいる。
養魚池によって入っている金魚の大きさが違った。あまりにもスケールが大きすぎる。池の金魚や稚魚は把握できるのか?こいつらをどうやって運ぶのか?どう使われるのか?いろいろ疑問がわく…。
一方金魚ストリートと言われる柳町商店街。ここは商店街中のあらゆる場所に金魚にちなんだオブジェがたくさんあるが、それらがなかなかどれも奇抜で面白い。
何が奇抜かと言うとオブジェにそのまま本物金魚をぶち込んでしまっているからヤバイ。こちらは金魚の自動改札機。(駅にある本物の改札機ではない。)
こちらの柳楽屋というお食事処は…
喫茶店のテーブルの中に金魚がいる!!金魚を眺めながら食事が出来る。
さらに外には自動販売機に金魚!!オブジェだけど元自動販売機をちゃんと使っているようですごい…
個人経営だからこそやっているわけではなかった。
こちらは京都銀行。こちらの側面をまわってみると
灯篭のようなオブジェの中にもしっかり金魚!!水質も良好な感じだ。
あと極めつけすごいのはこちらの金魚電話ボックス!!こちらはけっこうメディアでも紹介されているからけっこう有名だ。
僕が行った時は中の金魚が伝染病に感染していたらしく新しい金魚が投入できないとの事でかなり寂しい感じだった。
元ガソリンスタンドの場所がカフェになっていて中に電話ボックスがあって金魚が入っているという、言葉だけで聞いたら意味わからない状態になっている。商店街のあらゆる場所にこのような金魚のオブジェが点在しており、それを探索しながら歩くのも楽しい。
ちなみにこの金魚電話ボックスはよそで類似した芸術作品があるようでその作者と著作権争いで問題になっており、もしかしたらそのうち無くなるかもしれない。見に行きたい人はお早めに。
こちらも初めて見た。金魚を本当に売っている自動販売機。
購入者は新鮮な金魚を何に使うと言うのか…。
金魚の生態や歴史を勉強したければ金魚資料館。
ここだけでも世界の金魚を網羅した気分になるようなあらゆる金魚がいた。
最後にひときわ賑わっていたのが金魚すくい道場。
大人も子供もみんな本気でやっていて活気があった。良い空間だった。
金魚すくいはこちくやというところで出来る。本格的な金魚すくいがしてみたかったら一度こちらへ。
とにかく何でも金魚に絡めたスポットばかり。ありふれた日常の道具に本物の金魚をぶち込む事で目を疑うようなオブジェにしてしまう町民のクリエイティビティ。そして桁外れで想像を絶する養魚池と金魚の数。ここは金魚による奇想天外な町だった。
実際に行って思ったのは綺麗で可愛いものを見てテンション上がる女子だけじゃなく、公園とか散歩していて池とか田んぼの中に何か生き物がいるかのぞき込みたくなるような男子も楽しめると思う。水中が濁ってて何か生き物いるんじゃないか?ってワクワクしてじっとその場から動けなくなるタイプの人。
奈良県はやはり古都を最大の観光地としているからなのか取り上げられるのがすごく稀なスポットだけど、奈良に来てお寺や神社ばかりで飽きた時はぜひここをオススメしたい。