今年の春ぐらいに数日間の休暇を使ってオーストラリアのケアンズに行った。
グレートバリアリーフを見に行く事が目的だ。
僕は日本国内の事ばかり発信しているが、一応は年に一回ぐらいは
海外に行くようにはしている。
海外の旅も日本とは一味違って楽しい。
これはまたそのうち機会があれば発信したいが
今回はケアンズの市街地から空港へ向かう際に使った
UBERがとても良かったので記そうと思う。
UBERを聞いた事がある人はたくさんいると思う。
今世間で話題になっていてAirbnb(エアビーアンドビー)と並んで
よく耳にするベンチャー企業というイメージだろうか。
しかしUBERは日本では実質稼働していないようなものなので
使用した事のある人はかなり少数だ。
UBERとは?
UBERは配車アプリだ。
但し、今までのタクシー手配のツールと大きく違うのはタクシーではなく一般人の民間車両を手配できるという事。UBERは個人間売買という手段を取り入れて、UBER登録済みの民間車両で近くを走っている車をアプリを通じて利用者が呼び出してタクシーのように使う事が出来る。その取引で利用者はタクシーより安く乗車でき、ドライバーに登録した人はお小遣いを稼ぐ事が出来る。
UBERはアメリカにてITやシェアリングエコノミーを駆使してタクシー業界に一石を投じた未上場のベンチャーながら極めて高い利益を収めたユニコーン企業だ。
日本でUBERが稼働していないのはなぜ?
先ほど日本ではUBERはほとんど稼働していないと触れた。それは何故か?
というのも日本では民間車両に同乗した上で金銭を支払う行為は白タク営業(民間車両が一般人を乗せてお金を得る行為)と言われて法律で禁止されているからだ。UBERの醍醐味である民間車両の相乗りは日本では全く機能していなかった。これはすごく残念なことだが今のところすぐに法律が変わる目途は立っていない。
そこで今回はオーストラリアに来たこのタイミングでUBERを使った。
ケアンズの市街から空港まで行く上で利用してみたが
結論から先に言うととても革新的だった。
行きたい目的地に連れて行ってもらう為のあらゆる常識を覆された感じだ。
もう海外では車ではUBERしか乗れないかもしれない。(もしくは個人的に大好きなトゥクトゥク)
実際に利用した時の流れを記してみる。
アプリを開いたら自分の現在地とその周辺にいるUBER登録のドライバーがわかる。
ケアンズ空港に行きたいので行き先を設定。
目的地を打ち込んだ後に1人のドライバーとマッチングした。
かなりのベテランのようで評価も非常に高かった。
ドライバーが自分のところにどれくらいで到着するかがアプリ上でわかった。
落ち合うのにほとんど時間もかかっていない。
UBERによって慣れない土地でタクシーを拾う行為を省く事が出来た。
ドライバーと落ち合う事が出来て乗車すれば
次はアプリが目的地へのルートと移動時間を教えてくれる。
これなら移動ルートから外れていたらわかるし何より
現地の言葉で目的地を伝える必要がないのが素晴らしい。
車内は清潔感があり非常に快適だった。
ドライバーは乗車時にメントスをくれたりドリンクホルダーにはミネラルウォーターが入っていたりとても配慮が行き渡っていたので、このドライバーの評価が高いのも頷けた。
何の不安もなくケアンズ空港に到着する事が出来た。
とどめにUBERがすごいのは目的地に到着した事もUBER上で確認され
その瞬間にあらかじめ設定されている運賃がクレジットカードにて
自動的に精算される。
つまり目的地に到着した時にその場でお金を支払う必要が無いので
ぼったくられる事も無いし、慣れない紙幣をいくらか数える必要も無いし
実際に現金を手放すというストレスも無くなった。
すごいぞ、UBER!
僕はドライバーと握手だけして別れた。
その後に今回の取引の評価依頼がUBERからきたのでドライバーの評価を満点にして回答した。
UBERのメリットをもう一度並べると
① 慣れない土地でタクシーを拾う必要が無い
② 現地の言葉で目的地を伝える必要が無い
③ 行先に到着した時にその場でお金を支払う必要が無い
UBERはタクシーを利用する上で必要な作業をとことん排除して、
さらにリーズナブルな大変画期的な手段だった。
僕はテクノロジーは大好きで常識を打ち破ってこうやって旅もどんどん快適になっていけばいいと思っている。
またいわゆる評価経済という価値観も僕は利用者とドライバーの平等性も感じられて素晴らしいと思っている。(UBERは取引後に利用者がドライバーを評価するだけでなくドライバーも利用者を評価できる。つまり今後評価の低い利用者の乗車をドライバーが拒否する事もできるという事)
お互いが相手の事を思いやって行動をすると自然と自分に返ってくる。
そんな常識が芽生えればもっと旅もしやすいだろうと思った。
ぜひ旅先でUBERを使ってみてください。